ビジネスシーンでイノベーションを起こしている経営者たちと、
クリエイティブの世界でイノベーションを起こしてきた宮藤官九郎との異業種対談企画。

今回のゲスト

遠藤大輔
株式会社GIVE THE WORLD 代表取締役

遠藤大輔ENDO DAISUKE

神奈川大学工学部卒業。新卒で保険系SIerに入社、5年間システム開発を経験する。

入社3年目を迎える春、二足草鞋でベンチャー企業に創立メンバーとして携わる。社長に次ぐNo.2として、企業の発展に寄与する。

資金力・人脈・経験を養い、
2019年9月 株式会社GIVE THE WORLD 創立
2020年10月 パーソナルジム BEYOND川崎店 出店
2021年1月 パーソナルジム BEYOND湘南藤沢店 出店
大好きなジムを経営しながら一目惚れした湘南の地で暮らす。

2021年1月1日(金)

ゲスト遠藤大輔

TBSラジオで放送中の「宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど」。パーソナリティは、宮藤官九郎さん。

日本の経済を動かす経営者や団体の代表の方に、哲学や考えを聞きながら、知られざる業界の実情に迫っていく「Innovative Lounge」。

お迎えしたのは、株式会社GIVE THE WORLD 代表取締役の遠藤大輔さんです。

宮藤:GIVE THE WORLDさんの事業内容は、どういったものでしょうか?

遠藤:パーソナルジムを経営していて、店名はBEYOND川崎店とBEYOND湘南藤沢店です。

宮藤:ジムなんですね。ほかのジムとの差別化ポイントはあるんですか?

遠藤:一般的にパーソナルジムと聞くと糖質制限や過酷なダイエットのイメージの印象を持つ人が多いと思いますが、当店は糖質制限をせず、むしろ糖質をしっかり摂っていただいて、糖質を味方につけたダイエットを行います。また、現役トップ選手達を中心としたボディメイクのプロ集団で構成されているのと、とにかくお洒落で洗練された施設環境というのを差別化ポイントにしています。

宮藤:糖質を味方につけるということはしっかりご飯を食べてもいいんですね?

遠藤:そうですね。

宮藤:ラーメンも…?

遠藤:ラーメンに関してはなるべく…(笑)糖質は上手に摂取いただきたいですが、脂質はできるだけ控えたほうが望ましいです。適度に摂らないとホルモンバランスが悪くなっちゃうんですが、糖質と脂質を同時に摂ると脂肪として蓄えられやすくなってしまうので、痩せたい方は出来るだけたまに…にしてもらえたらと思います。

宮藤:遠藤さんはスポーツをやっていたり、鍛えることが昔から好きだったんですか?

遠藤:恥ずかしながら運動神経は全然なくて。かけっことかもすごく遅い子でした。

宮藤:えぇ!じゃあなんで、こういう仕事をやろうと思ったんですか?

遠藤:もともと友達がパーソナルジムを開業したことがきっかけで、「まずは身内が応援しようよ」ということで、周りの経営者仲間達と入会して、頑張ってビフォーアフターのサンプルになろうとしたりしていました。最初は週2日のゆったりとしたペースで通っていたんですが、モデルで「ゆんころ」さんと呼ばれる小原優花さんが同じジムに入会して、金子賢さんがやっているサマースタイルアワードというコンテストに出場して、それをジムの皆さんと応援しに行って「輝いてるなぁ~」と思って。僕も出場を目指すことになって、コンテストをきっかけにトレーニングにのめり込んでいくようになりました。

宮藤:では遠藤さんが感じる「業界のここを変えたい!」と思うことを教えて下さい。

遠藤:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、「パーソナルジムの食事管理=極端な食事制限」のイメージを根底から覆したいです。

宮藤:短期間ですごく絞らないといけないときに、「これは食べないでください」と言われたり、食べたものを報告しなくちゃいけなかったりがありますよね。それはやらないでいいんですか?

遠藤:それでいうと、食事管理コースのお客様に関しては、LINEで「今食べてるのはこれです」と送ってはもらうんですが、「あれはダメ、これはダメ」と言うよりはまず食事の基礎を覚えてもらう感じです。子供の躾も「これはダメ」だけで完結すると「なんでダメなのか?」という根本を理解出来ません。それと同じ理屈で、食べるものを縛るだけでは、卒業して一人立ちした後にどういう食事をすればいいか分からない。「何故これがダメなのか」とか「なんでこのタイミングでこれを摂ったほうがいいのか」という根本の理解を深めていただき、ご自身の食習慣に応用していただこうと思っています。

宮藤:なるほど。身体を綺麗に見せるとかだけじゃなくて健康面のことも考えてくれるんですね。

遠藤:そうですね。ジムで「2ヶ月集中」ってよくありますけど、美容も健康も2ヶ月間だけのテーマではなくて一生のテーマだと思うので、ジムの契約期間だけ不健康に痩せるのではなく、生涯の習慣になるようにトレーニングを行います。トレーニングを好きになってもらい、無理な食事制限がなくても、健康的な食事で理想的な身体に近づく喜びを感じてもらえたらなと思っております。

宮藤:どうやったらトレーニングは好きになれますか?

遠藤:宣伝になってしまいますが、一人で大手の集合ジムに行っても3日坊主で終わってしまう人こそ、うちのパーソナルジムはオススメだと思います。パーソナルジムって例えば「あと1回!」みたいな掛け声のイメージがあると思うんですが、あれもただ機械的に声を発すればいいわけではなくて、お客様になるべく元気を吹き込むつもりでやるんですね。会員様の中には元々トレーニングが好きで入会される人ももちろんいますが、過半数は「私にも出来るのかな?」みたいなドキドキした状態、筋トレが好きではない人が通われるので、そこに対してモチベーティングしてあげるのはトレーナーの大事な役割かなと思います。

宮藤:事前のアンケートで「人材育成に苦労する経営者が多い」と書かれていますが、今はトレーナーの教育もされているということですよね。

遠藤:そうですね。餅は餅屋なので、トレーニングの細かいメソッドに関しては僕以上にトレーナー同士が切磋琢磨して勉強していますが、トレーニングはあくまでも手段です。
トレーニングという手段によって、人を導いて差し上げたり人を前向きにして差し上げたりすることが肝要ですので、トレーニング一辺倒に偏らず、接客やホスピタリティも研鑽する必要があります。トレーナーは若い子たちが多いのですが、彼らよりは長く生きているので、自身の社会人経験から接客やホスピタリティなどは僕も色々指導しています。

宮藤:トレーナーとしてのスキルを上げることは後でもできるけど、まずは人間性からということですか?

遠藤:そうですね。正にそれを大事にしていて、採用活動のポイントにしています。職歴や経験や実績は後で職場で付け足せるものですが、育まれてきた人格というのは他人が急に変えられるものではありません。こちらで付け足せるスキルや実績よりも、他人が容易に変えられない人格が素敵な子を採用しようと思っていますね。

宮藤:確かにパーソナルトレーナーって思いっきりマンツーマンですもんね。人間性はすごく大事ですよね。

遠藤:はい。だから僕自身も元々はパーソナルジムの会員側の人間だったので、すごく痛感するのは、毎週同じトレーナーさんと長い期間一緒に過ごすと、考え方など多かれ少なかれ影響を受けてくるので、やっぱり人に良い影響を与えられる内面を持っている子を積極的に採用していますね。

宮藤:遠藤さんは都心から湘南に移住して、湘南にもジムを開くそうですね。湘南はそんなに良いですか?

遠藤:世の中がコロナ禍ということもありまして、例年なら仲の良い社長さんや会社のメンバーと海外旅行とか年に数回行ってたんですが、今年は容易に行ける状況じゃありませんでした。なので、社会人デビューした頃にやっていたサーフィンを、13年ぶりにやってみようと思って、この夏に鵠沼海岸に久しぶりに行きました。サーフィンした帰りに藤沢駅周辺に立ち寄って、そのときに歩いている人々や飲食店に集う人々を見て、その街全体を覆う穏やかでハッピーな雰囲気に惹かれました。正に「ここに住もう!」と直感でナニカが降りてきた感じでした(笑)

宮藤:それでそこに住んで、ジムを開こうとしているんですね。確かに環境は良いですよね。

遠藤:そうですね。「主婦が幸せに暮らしている街ランキング全国1位」に輝いている街なのですが、引っ越したマンションも、入居者とエレベーターで乗り合わせたり、下のロビーで出会うと必ず挨拶されます(笑) 僕は西新宿のマンションに8年住んでいましたが、入居者同士の挨拶はあまりなかったので。

宮藤:なるほど。湘南の方々を是非鍛えてあげてください(笑)

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