ビジネスシーンでイノベーションを起こしている経営者たちと、
クリエイティブの世界でイノベーションを起こしてきた宮藤官九郎との異業種対談企画。

今回のゲスト

長谷 泰幸
コーヒー&紅茶のY’H CAFÉプランニング 代表

長谷 泰幸HASE YASUYUKI

1983年、愛知県江南市生まれ

二十代はホテルマンとして複数のホテルに勤務する。
メンタルを患い業界を後にするものの、一杯のコーヒーに受けた感動からカフェ経営を目指す。
現在はケータリングカフェ運営のほか、コーヒー・紅茶の講演活動も行う。
カーサバリスタ、ティースペシャリスト、ティーアドバイザー。
ラジオ局「ゆめのたね」にてパーソナリティーも務める

2020年11月6日(金)

ゲスト長谷 泰幸

TBSラジオで放送中の「宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど」。パーソナリティは、宮藤官九郎さん。

日本の経済を動かす経営者や団体の代表の方に、哲学や考えを聞きながら、知られざる業界の実情に迫っていく「Innovative Lounge」。

お迎えしたのは、コーヒー&紅茶のY’H CAFÉプランニング 代表 長谷 泰幸さんです。

宮藤:どんなお仕事をされているんですか?

長谷:移動販売車等による出張カフェ、コーヒーと紅茶の講師。カフェメニューの監修・プロデュースもしています。出張カフェサービスでは、従来の企業様、ドラマ・CM撮影の現場に出向いています。ケータリングカフェ業務もやっていこうと考えています。

宮藤:出張カフェとケータリングって、何が違うんですか?

長谷:出張カフェは、お客様のところに、人数も確定していない状態で出向いて、その場でセッティングからサービスまで完了させるものです。
ケータリングは、人数は確定していて、その中で、完全予約でお客様の自宅なら自宅に、移動販売車を稼働させて、移動販売車の中でコーヒーを作って、お客様に温かいまま届けるサービスです。

宮藤:今、アイスコーヒーをいただいたんです。めちゃくちゃおいしいですよ!僕、コーヒー好きなので、よくコーヒー飲みますけど。これ出てきたらビックリしますね。1杯1杯ドリップで?

長谷:ハンドドリップで1杯ずつ丁寧に入れています!マシンで作るのとは、全然違うと思います。

宮藤:長谷さんは、20代のときはホテルマンとして働いていたそうですね?高嶋政伸さんがドラマでやってたようなことですよね?「申し訳ございません!」っていう。

長谷:そうです!ホテル業界では、フロント業務、宴会、カフェ・バー。バーでは責任者をしたり。全般をしていました。

宮藤:それがなぜコーヒーの仕事に?

長谷:15年ほど前、ホテルで働いていたときに、殴られ蹴られ、いじめにあいまして、パニック症候群、自律神経失調症になってしまいました。その状態をずっと抱えていたところ、ホテルで働いていたときに出会った教育役の人が、「それならコーヒー飲みにおいでよ」と言ってくれて。コーヒーはもともと飲んでいたんですけど、そうじゃなく、感動するコーヒーで!僕もこの道に進みたいと思った1杯でした。

宮藤:悩みを聞いてもらいながら飲んだコーヒーということですか?

長谷:そうです。

宮藤:映画みたいなお話ですね。結構つらかったですね、20代のとき。

長谷:5年間くらいその状態が続いて、自殺を考えたこともありました。それを乗り越えられたのが、1杯のコーヒーでした。

宮藤:そんな思いがこもったコーヒーだったとは…。コーヒーを始めて、どれくらいになるんですか?

長谷:5年くらいです。

宮藤:長谷さんが、現在、抱えている悩みがあるそうですね?

長谷:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、コロナの影響で、仕事が落ち着いてしまいました。

宮藤:仕事が減ってしまったと。移動販売の仕事って、現場があるから届けに行くんですもんね。

長谷:そうですね、人が集まっているところに行くものですから。コロナ前と比べると、例えば、うん十万円あった月収が、うん万円になって…

宮藤:今は、どう対処しているんですか?

長谷:講師業のほうでは、オンライン化しました。今までは、既存のカフェや個人宅に行っていたんですが、オンラインスクールの形で、予約が入った時間に、お客様に、コーヒーを教えるという形にしています。

宮藤:長谷さんは、カーサバリスタ、ティースペシャリスト、ティーアドバイザーという肩書も持っているんですね。カーサバリスタのカーサって何ですか?

長谷:バリスタには2種類ありまして、日本バリスタ協会のジャババリスタ。カーサは通信制でとるものです。通信でとるものなのか、学校に通ってとるものなのかの違いです。

宮藤:僕、コーヒー飲むのは好きなんですが、淹れることには全くの素人で。おいしいコーヒーを淹れるために心がけていることって何ですか?

長谷:コーヒーは飲み物のイメージかと思いますが、コーヒーは生き物と考えています。

宮藤:えーー!もう根本的に違いますね!

長谷:お花や料理もそうですが、命を注ぐということもあって。優しく淹れれば優しいコーヒーになるし、気持ちが不安定だったら苦みや酸味が強くなります。

宮藤:淹れる人間の気持ちが出るということですか。それは考えてもいませんでした!ハンドドリップだからこそですよね。

長谷:マシンで淹れると、最後に雑味が出てしまうこともあります。ハンドドリップで1杯ずつ入れたら、雑味もなくなります。

宮藤:ところで長谷さんは、プロフィールを見ると、インターネットラジオのパーソナリティをやってたり、演技レッスンも受けていると!?

長谷:芸能事務所にたまたま出張の依頼をいただきまして、帰ろうと思ったら、プロデューサーさんに呼び止められて。ジャニーズではないんですけど…「ユー、やっちゃいなよ!」と。オーディションに受かるわけないじゃんと思ったんですが、「次の日、来てください」と言われて、合格しました。

宮藤:じゃぁ、事務所にも所属してるってことですね!

長谷:警察の役が合ってるって言われることが!

宮藤:お巡りさん!え~、面白い!!

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