ビジネスシーンでイノベーションを起こしている経営者たちと、
クリエイティブの世界でイノベーションを起こしてきた宮藤官九郎との異業種対談企画。

今回のゲスト

西田悠二
株式会社ペリポプランニング 代表取締役社長

西田悠二NISHIDA YUJI

2009年3月 立命館大学情報理工学部メディア情報学科卒業
2009年4月 オムロン株式会社入社
2012年4月 ワタナベエンターテイメントカレッジにてシンガーソングライターとして活動開始
2013年6月 株式会社フローリアにて個人事業主としてフルコミッション営業開始
2013年12月 同社SV兼営業事業部長に就任
2015年4月 某投資ファンド入社
2016年4月 同社取締役兼営業部長に就任
2017年2月 株式会社ペリポプランニング設立 代表取締役就任

2020年10月23日(金)

ゲスト西田悠二

TBSラジオで放送中の「宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど」。パーソナリティは、宮藤官九郎さん。

日本の経済を動かす経営者や団体の代表の方に、哲学や考えを聞きながら、知られざる業界の実情に迫っていく「Innovative Lounge」。

お迎えしたのは、株式会社ペリポプランニング 代表取締役社長、西田悠二さんです。

宮藤:まず、『ペリポプランニング』さんは、どんなことをされている会社なんですか?

西田:「世の中から不安、恐怖、ストレスを減らし、ワクワク、幸せ、喜びに満ちた社会を実現する」をモットーにしていて、私自身が株トレーダーや投資家でもあり、営業畑でキャリアを積んできたという事もあって、営業支援や資産運用のためのコンサルティングをやってきました。今期は四期目に入り、少しずつ内部留保も溜まってきたこともあって、WEBメディア制作の事業を行っていて、そこを伸ばしているところです。とても大きな事業になると感じています。

宮藤:営業支援のコンサルティングということは、なにかアドバイスをされるということですか?

西田:そうですね。個人・法人向けに、特に売る力がなくて困っているところが多いので。

宮藤:西田さんのプロフィールを見てみると、大学卒業後、サラリーマンとして数年働いたあと脱サラしてシンガーソングライターになられていますね。

西田:アホな経歴ですよね(笑)

宮藤:シンガーソングライターになったのは、いくつぐらいですか?

西田:27歳ぐらいですね。1浪して3年働いたあと。しかも上場企業で働いていたので、めちゃくちゃ止められました。

宮藤:でもシンガーソングライターになられたんですもんね。

西田:はい。大手事務所のスクールのようなところに所属していて、渋谷・新宿の路上やライブハウスでよくライブしてました。

宮藤:どんな歌を?

西田:J-POPではあるんですけど、影響を受けてきたのはCHEMISTRYさんだったり、ちょっと前だとミスチルさんとか、その世代ですね。

宮藤:ボーカルですか?

西田:ボーカルもやってました。DTMで、自分で曲を作って編曲してました。

宮藤:しかもシンガーソングライターとしての活動と並行して、アーティストの支援団体を立ち上げたんですか?

西田:そうですね。売れていないミュージシャンたちっていっぱいいるわけで。そのアンダーグラウンドの世界では結局集客が全てで。これは今も言われていることですが。2~3人の集客の子たちとか多いんですよ。それがたとえば、スカウトさんが見に来たときに、「100人来てくれます」みたいな見栄えを皆でどんどん作っていけば、少しずつ環境は変わっていくんじゃないかなって当時は思っていて。僕自身アーティストでありながらも、皆をどんどん巻き込んで、「協力し合って100人に見せよう」と言ったり。

宮藤:「100人に見せよう」(笑)

西田:純粋な客ではないかもしれないけど、それぐらい入っていたら実績は作れるし可能性は広がるなと思っていました。あとは環境がない子に曲を作ったり、ホームページ作ったり、そういった支援ですね。たとえば地方から上京したら、まずうちの団体に問い合わせすれば、少しインフラが整うような環境が作れれば面白いんじゃないかなと。

宮藤:それがむしろ今やっていることにつながっていますよね。

西田:そうかもしれませんね。当時は必死でしたけどね(笑)

宮藤:会社を立ち上げようと思ったきっかけはなんですか?

西田:当然なんですが、バイトもせずアーティストに集中してやっていたのでお金がなくなりました。それで「まずは稼げるようになるのが先だな」って思ったんです。稼ぐための他人に媚びる音楽ではなく、自分の幸せのために音楽をやっている状況にならないと音楽家として大成しないなと思ったんです。それでフルコミッションの営業、要は契約がなかったら0円で、契約をとった分だけ稼ぎになる世界で成功しないといけないと思って、営業の会社に入ったんです。

宮藤:それで営業マンに。

西田:そこで成果を出して、月に50万でも100万でも簡単に稼げる自分にならないと音楽には戻れないなと思いまして。

宮藤:音楽に戻るんですね!

西田:当時は思っていました…まぁ、今となっては考えていないですけどね(笑)

宮藤:アーティストを支援していたところを、クライアントや企業に変えたってことですか?

西田:そういうことになるかもしれませんね。苦労もしましたが、途中からトップの営業マンになることができて。商材が変わったり、売り方が変わったりしてもトップをキープできるようになって。そこから自分もちょっとずつお金を作れるようになってきたので、逆に次は増やすステージ。ベンチャーの営業会社や投資会社で管理職や役員を経験していって。それでそこの社員たちから会社をおこしてほしいと言われたのがキッカケで自ら起業して、今に至ります。

宮藤:アーティストにしろ会社にしろ、自分の会社をPRするために西田さんが一番大切だと思うことはなんですか?

西田:人や会社によって状況は違うので一概には難しいんですが、営業支援のときに言っているのは、多くの人が営業しようとするときに、商品やサービスの話をどうしてもしがちなんですが、まずは人間関係とか信用とかが基本ですね。結局、人と人、心と心なので。やっぱり好きになってもらうとか、「この人とご飯行きたいな」とか、思ってもらうベースを作ってから商品の話をすると成約率って圧倒的に変わるんです。ただ多くの会社ではノルマだったり、「今日中に決めてこい」とか、そういう上の人がものすごく多いので、なかなか本質的な営業はできていないように思えますね。トップや上司の考え方がとても重要だと思います。

宮藤:営業に向いている人ってどういう人ですか?

西田:僕は「コミュニケーションにクッション性がある」という言い方をするんですが、誰と接するにしてもぶつからなかったり、相手の話を吸収した上で話ができたり、そういうのは必須かなと思いますね。

宮藤:まず話を受けて、それをそのままぶつけるんじゃなくて、1回吸収するみたいな。そういう人間になりたいんですけど…(笑)そうなれるようにこのラジオをやっています(笑)

そんな西田さんですが、事前アンケートで「経営者はたまに孤独である」と答えていましたが、どんな時にそう感じますか?

西田:「経営者で苦労するポイントはなんですか?」という質問だったのですが、僕は結構楽しんでやっているほうで。その中でもあえて挙げるならという感じですね。業績や売り上げが良いときは良いんですが、お金がなかなか入ってこないときは、普段は社員と良い関係でいるのに、やっぱり支出を抑えなきゃいけないシーンがあって。そのときは誰にも相談できないですね。これは経営者あるあるなんですけど。自分の中で悩まなきゃいけないし、人に嫌われたくない社長なんかは特に大変だと思いますね。僕もそのタイプなので大変だったんですけど。

宮藤:気持ちでつながってるとはいえ、お金を渡せないときは、「あっ、お金減ったな」と思いますもんね。

西田:そうですね。会社はコストを抑えてでも利益を上げなきゃいけないときもありますし、感情的に難しいですよね。

宮藤:そんな西田さんですが、これまでのお仕事を通じて社会全体に対して変わっていくべきだと感じてることがあるそうですね。

西田:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、社会全体が、お金やビジネスに近視眼になりすぎてると思うんです。

宮藤:近視眼…。お金をものすごく顔の近くで見ているということですね(笑)お金ばかりを見ている。

西田:世のビジネスマン然り、経営者然りだと思うんですが、目の前のお金やビジネスノルマとか、そういったところに焦点が行き過ぎていて、結局ストレスだったり恐怖だったりがあまりに多すぎる気がしています。あまりに近視眼すぎて人生の幸せや心の豊かさにフォーカスができていないように感じますね。あくまで人生の中のビジネスであって、もう少し大局からビジネスやお金を捉える事ができればもっと良くなると考えてます。

宮藤:そうですね。どうしていけばいいと思いますか?

西田:成功法則を学ぶ事に多くが隠されていると思います。僕も会社を辞めてからの旅路が大変だったので、途中から成功するための学び、成功法則を結構膨大な量を分析をしてきて。それこそ先人偉人の遺してきた書物とかにいろいろなことが書いてあるんですが、なかなか現代だとそれが読み解けなくて。

宮藤:「お前がそうだっただけだろ」っていうこともありますもんね(笑)

西田:そうですね(笑)それで『「億」稼ぐ人の深層思考法』という本を出版させていただいたんですが、その本の中では、これまでの成功法則の書物を分類する事からスタートしています。まず皆さんはほとんどを咀嚼できていないことも多いので。大きく4つぐらいに分類されるんですよ。「成功者の共通法則」、「脳科学系」、「量子力学」、「スピリチュアル系」の4つに分かれるんですが。僕が提唱している説というより、先人偉人の遺した成功法則のまとめ本という解釈が最適だと思います。

宮藤:俺、量子力学苦手なんですよ。以前取り上げようとして、何回かやめたことがあります(笑)

西田:そうですよね。量子力学やスピリチュアルも行き過ぎると気持ち悪くなっちゃうので伝える側は気をつけないといけないと思います。でも「引き寄せの法則」とか多くの現実的なビジネスマンがバイブルにしているような本は、実はスピリチュアル系の本だったりするんですけど、受け取る側は咀嚼できていないですね。そういうところをもっと噛み砕いて、シンプルに整理して頭の中に入れられると良いのかなと。引き寄せられる方法をだいぶ研究してきたので。だから見えない世界というか、エネルギー場のコントロールみたいな事がわかると引き寄せは早くなるなと体感しています。

宮藤:「見えない世界やエネルギーのコントロール法」ってここに書いてありますね。

西田:これだけ言うとめちゃくちゃ気持ち悪いですけどね(笑)

宮藤:確かに(笑)気持ち悪いというか、理解がなかなか及ばないですね。

西田:難しいですよね。この本では成功本を4つに分類していますが、実は現実主義的な成功法則でも、スピリチュアル的な成功法則も、言っていることは全部一緒なんです。なので、それを整理してしっかり実践できるようにしたかったのがこの本なんですね。で、それを大きく3つにまとめると、「感情のコントロール」、「潜在意識のコントロール」、「顕在意識のコントロール」この3つをしっかりできると、引き寄せは、ものすごく早くなります。感情って怒りとか喜びとかって実は脳の周波数が全然バラバラなんですよ。たとえばラジオでも、メールとかでも、見えないヘルツでのやり取りなんですね。それと同じように出来事と脳波って、すごく干渉していて。これは量子力学とか脳科学的なところでも言ってるんですけど。これをコントロールしていくと、起こしたい出来事と脳波の波長を合わせることができるんです。

宮藤:そうなんですね!僕にはまだ難しい(笑)

西田:僕もバリバリの現実叩き上げ型なのでその気持ちはよくわかります(笑)ただ自分で営業して、経営もして、投資やお金のこともすごく現実的にやってきて、それで結局行き着くところは、いろんなものがある中で、行動もスピリチュアルも全て大事な要素かなと感じます。それだけに特化してしまうと気持ち悪くなっちゃいますけど。

宮藤:なるほど。それがまとまった本が『「億」稼ぐ人の深層思考法』という本ですね。

西田:タイトルだけだとお金のことだけ言ってるように見えるかもしれませんが(笑)成功法則のまとめ本のような要素が詰まっています。

宮藤:いや、めちゃめちゃ良いタイトルですよ。俺の本もこのタイトルにしたいぐらい(笑)

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